インバスケット研修 − 有限会社 人事・労務
「管理職登用の体系立った仕組みを導入したいが、
どのようにすれば良いか分からない」
「中堅社員のマネジメント力を強化したいが
どんな教材を使えば良いか分からない」
最近このような声をよく伺います。
これからの管理職登用に求められるのは、「イノベーションを巻き起こす創発人材」かどうかの見極めです。
"優秀な成績をおさめているから""リーダーシップを発揮しているから"という要素だけではなく、組織の中でイノベーションを推し進め、対話の習慣を根付かせ、企業文化を磨き上げていく役割を発揮できるかどうかが重要です。
そのような「創発人材」であるかどうかの見極めの手法として、「アセスメント」があります。
リーダー(管理職)であるということは、同時に責任や裁量、権限が大きくなり、より経営者に近い立場にあるということです。
リーダーであるからには、それだけ経営に対する理解と責任をもち、そして、高いロイヤリティ(貢献意識)を発揮することが求められるのです。
そのためには、将来に向けた「開発業務」に力を注ぐために自らをリーダーとして常に変革し成長させていく力が必要です。
昔から、「能力ある者には、金を与えよ。徳ある者には、地位を与えよ。」という言葉があるように、これからの時代は、業績に貢献した社員に報いるという人事制度の側面と、企業文化に貢献した社員に報いるというESの側面の両方が必要とされています。
会社の将来を担うリーダーには、業績と企業文化という両面を向上させるために自らが変革し成長させていくことが必要なのです。
そこで、そのリーダーとしての成長を促進するために有効なのが、「人材アセスメント」なのです。
中でも、問題解決力を見極める「インバスケットテスト」や、チームの合意形成力を見極める「グループ討議」といった科目を組み合わせて、リーダーとしての適性を見極めるアセスメントプログラムを導入する企業が増えています。
インバスケットテストとは、ある架空の会社のリーダーになり、一定時間内に大量の案件を処理するというテストです。
架空の設定は課長や部長、新入社員など様々ですが、案件を処理するためにはその設定の役職の「権限」や「期待される成果」を意識しなければなりません。
つまり、自身の仕事の「目的」や「課題」、そして自身の「役割」を認識しなければ、大量の案件を処理し問題解決することができないのです。
また、自分自身でそれらの大量の案件を抱え込むと、部門全体、ともすれば会社全体に影響を及ぼすことにもなりかねません。
リーダーとしてのコンセプチュアルスキルを発揮しながら、チームや職場のメンバーとベクトルを合わせて業務処理に取り組んでいくことが必要なのです。
弊社の「インバスケットテスト」は、早稲田大学理工学部経営システム工学科 大野裕教授のご協力のもと作成されたものです。 開発に際しては、弊社のこれまでの390社を超えるコンサルティングの現場や3000名以上のリーダー社員との面談を通して得た経験知に基づき、これからの時代の要請に即したリーダー像をテストの設定に反映させました。 |
所要時間 |
内容 |
テーマ |
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午 前 の 部 |
25分 |
導入 |
・アイスブレイク ・研修に際しての意識付け ・インバスケットテストの概要 |
65分 |
個人演習 |
・インバスケットテスト(10問) | |
午 後 の 部 |
30分 |
グループ討議 |
・望ましい優先順位を考えよう |
20分 |
全体講義 |
・リーダーはコンセプチュアルスキルを身につけよ | |
30分 |
個人演習 |
・あなたはこの2週間どのような行動をとっていたか? ・〜リーダーとしての行動分析〜 |
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25分 |
全体講義 |
・リーダーは「緊急度は低いが重要度が高い」仕事に注力せよ | |
45分 |
個人演習 |
・どうすれば「明日の仕事(第Uゾーン)」に集中できるのか? | |
30分 |
グループ発表 |
・お互いの考えを発表・共有 | |
20分 |
個人演習 |
・行動が変われば習慣が変わる! 習慣が変われば意識が変わる! |
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30分 |
グループ発表 |
・行動の習慣化目標の発表・共有 | |
25分 |
全体発表 |
・決意表明 ・講師からのコメント |
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15分 |
まとめ |
・総括 |
■卸売業A社 人事部 S部長
この度、インバスケットテストをベースにした新任管理職研修を行いました。 当社としては、初めて研修に取り入れた形式であり、どの程度の効果が出るのか未知の部分もありましたが、結論としては「やってよかった」ということに尽きます。
インバスケットについては、私も個人的に人材アセスメントの研修で以前に受講したことはありましたが、自分だけで受けたときよりも、はるかに研修生の学習効果は高いものでした。
何よりグループ・ディスカッションを通じて、より深く学ぶことができました。 人により異なる事例へのアプローチを、お互いに指摘し、意見を交わすことで、今までの自分には無かった新しい視点や気づきが数多く生まれ、管理職が日々関わっていく業務上の判断や意思決定について、単なる机上の学習にとどまらない、生きた学習ができたと思います。
最後には、上司や部下との上手なコミュニケーションの重要性についても触れていただき、今後の組織活性化への良いヒントを得ることができました。
対象者 | リーダー・管理職 |
日程 | 標準:5〜6時間/1日 |
会場 | 御社にてご用意いただきます。 |
受講料 | お一人様35,000円(税込み) (最低催行人数:5名様) ※受講人数によって研修費用はご相談に応じます。 ※教材、テキスト一式は、弊社にてご用意いたします。 ※1日コースの場合の昼食は、参加者の皆様の方でご用意いただきます。 ※日程・場所・対象者等については、ご相談に応じます。 |
お申し込み お問い合わせ |
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金野美香(きんのみか) 時代の流れに沿った人材活用・キャリア開発、経営労務トラブル解決等、人事・総務の専門家として日々奔走。また、中小企業で頑張る若手経営者や社員たちのキャリアアップを支援するため、人事・キャリアコンサルタントとして活動中。新入社員のメンタルサポートや若手リーダー向けコーチング、グループコーチングなど、自らの若さを活かし20〜30代向けのキャリア開発プログラムを実践している。、若手社員を有効活用した業績アッププロジェクトの立上げをサポートしている。 |
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松木 将企(まつきまさき) 新潟大学経済部卒業後、大手旅行会社勤務を経て現職。上場企業の労働・社会保険手続きや給与計算業務をはじめ、英文による就業規則や労働契約書の作成など、語学力と専門知識を活かした人事労務コンサルティングを展開中。また、社員満足(ES)の基盤となる管理職養成のために、インバスケット演習を中心としたアドバイザーを担当。ESコンサルタントとして労使双方の幸せの総量を増やすべく奔走している。 |
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瀬戸山 匠 (せとやま たくみ) 「地域に変革をもたらす小さな企業」と共に地域の課題解決に挑むことの楽しさを知り、「ふるさと小商いプロデューサー」を名乗る。(一社)日本ES開発協会事務局長を務め、地域活性化マルシェの企画・運営を統括。「人に地域に環境にやさしい持続可能な社会を目指して」というテーマの、グリーンな企業が集まる勤労感謝イベントや、「日本の未来のはたらくを考える」というテーマで日光街道143キロを踏破するイベントを開催し、小商いについて学びながら、日光老舗名店会など、多様な業種の企業とのコラボレーションを果たす。また、弊社が埼玉県春日部市に持つ農園アルパカファームの園長をつとめ、学生と共にイベントを開催。 |