ESと企業文化 −有限会社 人事・労務
ESと企業文化との間にはどのような関係があるのでしょうか。ESとはもちろん、従業員満足のことであり、企業文化とは双方向的に密接に影響を及ぼし合っています。一方、企業文化とは企業内の人間が共有する価値観、信条、行動規範といったものを言い、長い時間をかけて築きあげてきたものであり、またこれからも育て続けていくものです。企業文化は売上高や利益のように数値で簡単に把握することは出来ませんが、その会社特有なものであるだけに優秀な人材の獲得や流出、商品の売れ行きなどにも影響し、今後益々重要になってくると考えられています。これからの企業がどのような価値観や信条、行動指針を内外に示していくかによって、そこで働く従業員の行動規範や仕事観、人生観にも影響し、それがその会社独自の企業文化を形つくっていくことになります。
企業の業種や地域、伝統などによって、それぞれ重視する価値観が違ってくるので、一概には言えませんが、例えばある会社にES(従業員満足)を重視する土壌があれば、そのような企業文化に惹かれて優秀な人材が集まってくるはずであり、それは金額では表せない企業の付加価値となって現れてくるでしょう。昨今の利益至上主義に起因する企業の不祥事が増加していることもあり、これからはいかに健全な企業文化を育てていくべきかを考える時期に差し掛かっているのではないでしょうか。
竹村健一氏も出演した「ビジネスステーション」のゲストの生き様を紹介するコーナーに出演しました。 |
会社が得するESコーチング&ESマネジメント感動倍増組織のつくりかた |
|