組織の再考案講座 ― 個が輝き創造性あふれる働き方と職場のあり方を考える ―

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わたしたちが携わる中小企業におけるこれからの組織運営のあり方を再考案する講座。
ティール組織やソース・プリンシプル、ホラクラシーといった新しい組織モデルの視点を日本に取り入れた第一人者・吉原史郎さんを講師にお招きし、リアルとオンラインで学びを深めます。

世の中が開いてゆき、地域や業界においてもさまざまな変化が生じている中、中小企業には、イノベーションで新たな価値を生み出す「創造性」が求められています。
その必要性を理解する一方で、組織の状態が追いつかず、焦りを感じている社長さんたちが多く存在しているのも事実です。あるいは、社員同士の関係性を大切にするあまり同質化・硬直化が進み、創造性が発揮されない職場、業績が下がり売上もなかなか上がらないから管理統制して社員を動かさねばと躍起になる会社、といった姿も、目の前に存在しています。

創造性を大切にする働き方の実現、創造性が発揮しやすい職場環境づくり。今こそ、このような中小企業の変容を後押しする役割をわたしたちが担わねばならない、と強く感じますが、
わたしたちのような役割の者に対し、ピーター氏は、「その人自身が投影しているもの・統合できていないことを見つけあげて、それを取り戻すお手伝いをする必要がある」とおっしゃいます。

目の前に在る企業・職場の変容を促したいのならば、まずは自分自身が自分の内面と向き合い、ワークしながら、”自分が愛してやまないもの”を信じてやっていくことである、と。

組織と向き合い、より良い職場づくりを後押ししようとした時に、究極のところ、自分自身のありようが問われてくるのです。
組織変革を考えるとき、「賃金表を見直しましょう」「ルールをつくりましょう」「評価シートを見直して公正な評価をしましょう」等々さまざまな提案をするわけですが、そこには実は、わたしたち自身の「投影」があらわれていることがあります。

子供時代、友達や家族の喧嘩の場面を目にして、対立が怖くなったこと。
幼い頃に親がお金で苦労している姿を見ていたから、自分はお金で困ることは避けたいこと。
働き方がハードな職場で不合理なおもいをしてきたこと。
一人ひとりには、さまざまな原体験があり、それが社会人として生きていく上での価値観や他者との関わりかた等々に影響していることがあります。
それゆえに、「組織は、こうあるべき」「働きかたは、こうあるべき」という固定的・一面的な見方になってしまったり、「評価制度」「規則」といった人事分野の言葉についても偏った意味で捉えてしまう場合があるのです。

世の中では、ChatGPTやAIの脅威も言われています。健康保険証が廃止され、マイナンバーカードに一本化されるという話も出てきました。
わたしたち自身の仕事は、果たしてこれから脅威にさらされるのでしょうか。危機感を持つことは大事ですが、その焦りから変な仕事に手を付けてしまったりして、社労士の存在意義自体がぐらつくのは良くないでしょう。

「労働福祉の向上」「事業の健全な発展」という社労士の本来の役割に立ち戻っていくためにも、この混沌の中でわたしたちがまず、創造性を発揮していくべきではないでしょうか。

労働福祉の向上=社会から生じる痛みを和らげていくこと、と捉え、こころとからだ、そしてつながり(関係性)におけるさまざまな恐れや痛みを、人事・労務管理・組織開発の視点から解消していくために、この講座を通して皆さんと学びを深めていきたいと考えます。

<カリキュラム>10月より開講

●事前学習
・動画教材によるオンライン学習
・Miro上の学びのプラットフォームにて交流・進捗共有

●オンライン学習会1(Zoom・参加必須)
日程:2023年10月16日(月)14:00〜
・ミニ講義(ティール組織からの学びの整理)
・しつもんダイアログ

●藤沢循環畑での共有会1
日程:2023年10月25日(水)13:30〜15:30(予定)
 ※13:00藤沢駅集合
・循環フルネス/吉原史郎さん講義
・しつもんダイアログ

●リアル学習会 (巨l事・労務3階セミナールーム)
日程:2023年11月13日(月)14:00〜
・しつもんダイアログ
・交流会

●オンライン学習会2(吉原史郎さんをゲストに)
日程:2023年12月13日(水)
・ミニ講義(ソースプリンシプルについて知る)
・しつもんダイアログ

●藤沢循環畑での共有会2
日程:2024年1月24日(水)13:30〜15:30(予定)
 ※13:00藤沢駅集合
・循環フルネス/ソースワーク
・クロージング 

※講座終了後は「ESコモンズ」にて随時ふりかえり・探求を行なっていきます。
※体感ES合宿(湯河原での一泊二日研修)にご参加いただけます(参加費別途)。

概要

●開講期間:2023年10月〜2024年1月

●受講料:132,000円(税込)
*分割でのお支払い等ご希望であればお申し付けください。

講師プロフィール

【特別講師】 吉原 史郎 (ヨシハラ シロウ)氏

Natural Organizations Lab(株)共同創業者

ピーター・カーニック著書『30 Lies About Money』翻訳者(今冬出版予定)/
ピーター・カーニックの「ソースワーク&マネーワーク」の認定プラクティショナー

循環畑を通じて芽生える「野菜は自然と育つ」という意識のもと、「いのちの循環」の視点から経営を再考案する取り組みを実践。また、「循環の暮らし」を土台とする文明も探求している。

神戸大学経営学部卒業後、事業再生下でのリゾートホテル経営、三菱UFJリサーチ&コンサルティングを経て、NOL創業。『ティール組織』(英治出版)の原著『Reinventing Organizations(組織の再考案、以下RO)』を2016年に日本で初めて要約、2018年から著者フレデリック・ラルーと親交を深める。

「ティール組織 with 循環畑」の実践は、世界のROコミュニティーから出版された書籍『Adventures in Reinventing Work(働き方を再考案する冒険)』にも紹介された。

2022年に「ソース・プリンシプル(ソース原理)」提唱者のピーター・カーニックから直接その源泉を学び、ソース・プリンシプル&マネーワークの認定プラクティショナーとなる。

ピーター・カーニック氏の著書『30 Lies About Money』を翻訳中(2023年出版予定)。Holacracy(ホラクラシー)認定エージェント・認定コーチ。

著書に『実務でつかむ!ティール組織』(大和出版)、共訳書に『自主経営組織のはじめ方』(英治出版)がある。


【特別講師】 吉原 優子 (ヨシハラ ユウコ)氏

循環畑 実践観察家

Natural Organizations Lab(株)共同創業者

各所での循環畑での実践をもとに、いのちが循環する畑を実践研究中。
京都大学法学部卒業。2006年関西電力入社。長期成長戦略策定に携わる。2011年オーダー靴の靴職人として修業を開始し、2013年に「ユメノハキゴコチ」を開業。「オシャレ×履き心地が良い」ハイヒールを探究し製作する。靴づくりで土に還らないゴミが出ていくのを目の当たりにし、自然の循環とは何かを考え始めた時、自然農法・無肥料栽培に出会い、岡本よりたか氏をはじめとして様々な先駆者から学ぶ。2017年Natural Organizations Lab株式会社設立。循環を活かした畑を作ることができる方法を日々実践研究。
『循環畑から感じる ティール組織』執筆中(日本能率協会より来春出版予定)


【講師】矢萩 大輔

(有)人事・労務 代表取締役
自己組織化オンラインファシリテーター
一般社団法人日本ES開発協会 会長
ES地域企業プロデューサー 社会保険労務士
一般社団法人グリーン経営者フォーラム代表幹事  

1995年、都内最年少の26歳で社会保険労務士として開業。ES(従業員満足)の分野では業界の第一人者として、その分野を開拓する。 2007年より一般社団法人日本ES開発協会を立ち上げ、CSR、ダイバーシティ分野のサービスを展開。ダイバーシティ時代の従業員満足(ES)を軸としてワークスタイル、社風変革を中心に、「社会によろこばれ、働きやすい職場づくり」のコンサルティングを多くの企業に提供し、約450社の労働時間改革マネジメント、ダイバーシティ要員計画の制度設計支援を行い、在宅勤務制度導入、ES組織診断、ESクレド経営、ES向上型 人事の人事制度改革に、定評を得る。年間、100回を超える講演、企業研修等の依頼を受ける。


【ガイド】金野 美香

(有)人事・労務 ヘッドESコンサルタント
厚生労働省認定CDA(キャリアデベロップメント・アドバイザー)
一般社団法人 日本ES開発協会 代表理事

福島大学行政社会学部卒業後、有限会社人事・労務にて、日本初のES(人間性尊重経営)コンサルタントとして、企業をはじめ、大学、商工団体で講師を務めるなど幅広く活動する。“会社と社員の懸け橋”という信念のもと、独自に編み出したES向上組織開発プログラム「クレボリューション」や、ES組織診断「人財士」や「SQ(社会性をはかる指標)360°診断」を活用した個と組織の変容プログラム等に取り組む。また、「はたらく幸せは、地域の元気、日本の元気!」をテーマに、社員一人ひとりが地域社会との接点を持ち共感資本を高めるための活動を推進。自律心高い越境人材の育成や地域活動プロジェクトの運営などに力を入れ、ESを軸にコミュニティ経営の視点を中小企業で実践し、高い評価を得る。宮城県仙台市生まれ。「土地の記憶を知ること」「働く犬の研究」がライフワーク。

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