「おかげさま」の精神が業績向上をもたらす
今、高いリピーター率で好業績を上げている企業は、その従業員満足(ES)の高さでも注目を集めています。
ES(従業員満足)向上を実現した組織に共通しているのは、「社員一人ひとりが仕事を通じて喜びや感動を得ている=お客様と共に喜び、共に感動した状態である」ということ。
つまり、組織が“ホスピタリティ”の精神で満たされている、という点です。
ESを軸とした組織づくりがなぜ業績向上をもたらすのか
ES(従業員満足)が高まれば個々のパフォーマンスが高まり、組織の生産性が上がります。
それによってCS(顧客満足)が向上し、リピーター率やブランド力が高まります。
それが結果的に企業の業績向上につながり、再びES(従業員満足)向上へと結びつくのです。
つまり、組織に「ES(従業員満足)∞CS(顧客満足)=業績向上」という好サイクルが生み出されるのです。
従業員一人ひとりが仕事を通じてよろこびや成功を得ること
「経営理念」が浸透し、「感動」や「ロイヤリティ」など豊かな栄養分を含んだ土壌=「組織」において、「ビジョン」という太陽に向かって社員が強くしなやかに育っていくためには、「金銭的報酬」と「心の報酬」という両面からの刺激=「動機づけ」が必要です。
そして、植物を育てるために必要不可欠な水分の役目を果たすのが、「コミュニケーション」です。
じょうろを使って一本一本の花に水を与えるのか、それともスプリンクラーで一気に全体に水分を行き渡らせるのか、水分=「コミュニケーション」の見張り役を担っているのが、組織のリーダーたちであると言えます。
土を耕したり水を与えたり「土壌づくり」に力を注いでいくのか、それとも肥料や消毒など外からの刺激によって成長を促進していくのか、企業の成長段階と従業員のキャリアステージに合わせて組織づくりへの取り組み方を考えていく必要があります。
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